izu Aug 4

待ちに待った夏休み!

と言っても今年は2日間だけですが・・・。

入社したてということと、来月イベントが2つもあるので

長くは休んでいられないのです。

まぁ5月まで毎日休みだったからさほど疲れているわけでもないのだが。

 

 

さて、2日しかないのでどこか近場に1泊旅行でもしよう!と言うことで

温泉嫌いのれいじを半ば強制的に説得し、伊豆は修善寺エリアのarcana izuさんへ。

ずっと前から気になっていた、全室露天風呂付きのオーベルジュです。

修善寺駅から車で20分くらいなのですが、電車で来ている我々のために

タクシーをホテル負担で手配してくれた!

もうそれだけで好感度アップです。

ホテルに到着すると、フロントが無いのでいきなりお部屋に案内されます。

 

 

大きな窓の外には緑が全面に広がっていて、もう”良い気”しか感じません!

そしてお部屋の中すべてがピッカピカ。

ホテルに泊まると、トイレットペーパーホルダーとかナイトテーブルの後ろとか、

「ほーらほら、ここら辺は掃除が行き届いていませんね〜」

と意地悪姑みたいにチェックしちゃったりするんだけど、

ここまで完璧に掃除されているところは見たことない!

昨日オープンしたのかと思うくらい、隅から隅までピッカピカでした。

 

 

アメニティもいちいちおしゃれ。シャンプーとトリートメントはなんとLaCastaです。

そしてシャワールームを抜けると、そこには待望の客室露天風呂が・・!

 

 

うぉぉぉぉぉ!!こんな自然と一体化したお風呂、ありますか?!

到着早々、早速入りましたよね。温泉。

もー最高に気持ちいい。鳴り響き蝉の鳴き声をバックに何時間でも入ってられる。

「ねぇ!お風呂最高だよ!!」と言っても

「あー」とか言いながらベッドに寝転がっているれいじ。

最高のお風呂を満喫し、しばしゴロゴロしたのち

もうひとつの楽しみでもあった夜ご飯の時間がやってきました。

オーベルジュの概念は「泊まれるレストラン」なので

お料理がメインと言っても過言ではありません!

 

 

広々としたレストランのカウンター席からは

これまた窓一面にライトアップされた木々を眺めることができ、

幻想的な雰囲気の中でのお食事が始まります。

 

 

最初に運ばれてきたタパス<Shigemi>は、独創的な器に盛り付けられた

5種類のフィンガーフード。

説明のために描かれているシェフのイラストもお上手!

「料理だけじゃなくて絵も描けるの?天才なの??」

とざわつきましたよね。

 

 

続いては黒アワビと茄子、キャビア。

私は貝類が苦手なのでアワビをマグロに変更して頂きました。

竹墨で色付けされたクルトンと、茄子のピューレの色合いが芸術的。

 

 

こちらはアオリイカとパプリカのピューレを添えたリゾットのようなもの。

中央にある丸い玉は、歌子さんという方が育てた歌子卵の卵黄を冷凍し、

赤ピーマンのゼリーで包んだもの。

「どうやったらそんなの思いつくの?」という品々です。

 

 

お次は楽しみにしていたフォアグラ!

ソースはズッキーニとバジルをピューレ状にしたもので、

素揚げしたバジルの葉も添えられています。

私的No.1はこのフォアグラでした。口の中でとろけて美味しかったーー

 

 

メインの前にイサキとマッシュルーム、おかひじき。

このソースがこれまたとても美味しかったのですが、

きのこのエッセンスオイルを使ったソースだそうです。

 

 

シェフが目の前に大きなマッシュルームを持ってきてくれました。

この見たこともないような巨大マッシュルーム、

富士市のマッシュルーム専門の農家で作られているそうです。

 

 

いよいよメインディッシュは伊豆牛!

キウイがアクセントになっていてさっぱりと頂けました。

毎日伊豆牛食べたい。そのくらい美味しい。

 

 

デザートは2種類。1つは暗すぎて写真失敗しちゃった。。

こちらはスイカの皮から作ったゼリーとスイカのムース、スイカのスムージー。

スイカ大好きなれいじがとても喜んでいました。

 

 

最後に出てきたお茶菓子を乗せた器、なんとシェフの手作りだそう!

お料理と絵だけではなく器も作れちゃうって・・

その才能どれか1つ分けて頂けませんかね?

なんでも水槽に見立てて作られているそうで、言われてみれば納得!

れいじは先日、7〜8年の間引っ越しの度にただ家から家へ運んでいるだけだった

水槽や餌などのサンゴ飼育セット一式を未使用のまま粗大ゴミに捨てたばかりなので

「水槽をただ移動させてるだけの俺みたいな人もいれば、

かたや水槽に見立てた器作っちゃう人もいるんだもんなぁ・・」

と自虐的につぶやいていました。笑

 

お部屋に戻ってからは暗闇の中で2回目のお風呂。

昼間泣いてた蝉の鳴き声が鈴虫に代わり、

あーー風情があるなーーーと言っていたら

「どうする?その辺のスピーカーから音が鳴ってたら」

といじわるを言うれいじ。

かく言う彼も、夜初めてお風呂に入り、

「なかなか悪くないな」

と温泉の良さを理解し始めたようでした。

 

 

 

22時過ぎに寝てしまったので、朝早く起きて一番風呂!

実はお風呂の前には木々だけではなく、狩野川という川も流れているのです。

朝日を浴びて川のせせらぎを聞きながらの温泉、最高です。

するとれいじも起きてきて「俺も入る」と言い出した!

これは・・温泉好きになりつつあるな!

いいぞいいぞ。

 

 

さて、これまた楽しみだった朝ごはん!

思わず「わーー!」と歓声をあげてしまうほど素敵なセットが運ばれてきました。

「森のピクニック」と題されたこの朝食、色とりどりで見てるだけで美味しい。

 

 

まずこちら、これは自分で組み合わせを選べる卵料理です。

私はポーチドエッグとグリーンピース、れいじはオムレツとトマト。

いちいち美しいわ、ほんと。

 

 

こちらは季節野菜とフロマージュブランのソース。

新鮮なシャキシャキ野菜とクリーミーなソースの組み合わせが最高。

その他にもメロンモヒートのベリーヌ、富士山サーモンのパネなど

見たことも聞いたこともないようなお料理ばかり。

焼きたてのパンとジャムもとっても美味しかったです。

 

ごはんを食べてあまりにも居心地がよくなってしまった我々、

本来11時だったチェックアウトを13時に変更してもうひとっ風呂入ることに。

もうこの時点でれいじも完全に温泉通になりつつありました。

 

 

結局私は計4回、れいじは3回も温泉に入ってしまいました。

よくよく聞くと、大浴場で色んな人が入っているお風呂に入るのが

嫌いだっただけで、客室露天だったら好きになれるらしい。笑

この旅行の何よりの収穫はれいじが温泉好きになったこと!

これで私の大好きな温泉旅行に半強制ではなく連いて来てもらえると思うと

とっても嬉しいです。

帰りのお見送りにはわざわざシェフが出てきてくださって、

思わず感動してウルッとしてしまった。

夜ご飯のあと翌朝の朝食も作り、お見送りまでしていたら

休憩時間ないでしょうに・・・

素晴らしいホスピタリティ。

お風呂と料理のことしか書かなかったけど、スタッフの方全員の

対応も完璧で、非の打ち所がなかったです。

 

 

 

タクシーで「やまびこ」という所に送ってもらい、お昼ご飯に山菜の天ぷらとお蕎麦。

 

 

その後は「竹林の小径」というところに行って、軽く散歩をして新幹線で帰宅。

修善寺近辺はさほど観光場所がないのだけど、

arcana izuはお風呂とご飯を満喫しに行くだけでも価値があるオーベルジュだな、

と思います。

そしてこの時にはまだ想像もしていなかったのです、

また次の土曜日にもオーベルジュに行くことになろうとは・・・。

つづく。笑

 

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