2018年に香港旅行記を置き去りにしたまま気づけば3月になりました。
お前仕事辞めたくせに全然更新してねーじゃねーか、
と思われても仕方のないこのペース。
言い訳をするわけではないのですが、2月は札幌に行き、沖縄に行き、
友達が結婚パーティーを開催してくれるという素晴らしい月だったのですが、
そのパーティーの翌日、人生最強の咽頭炎にかかってしまい、
丸一週間高熱と人生初の尋常でない喉の痛みに苦しみ続け
ようやく復活したかと思えば3月になっていた、というわけです。
39.8度なんて熱を出したのは20歳でインフルにかかった時以来。
普通高熱が出ても3日くらいすれば治るのに、今回は6日目でも38度後半の熱が出てて
もしかして私、このまま死ぬんじゃないかな・・・と本気で思いましたよね。
慌てて昨日厄払いに行ってきました。なにげに本厄なのです今年。
ということで、今日は香港旅行記をちょっとお休みして、
寝込んでいる間に取り憑かれたように見たドラマについて書きたいと思います。
やっぱり90年代〜2000年初期のドラマは良かったよね。その再確認。
・白い巨塔
不朽の名作、山崎豊子大先生の「白い巨塔」です。
これが放送されていた当時はハマりにハマってしまい、原作本も読んだし
事あるごとに「無念だ・・(財前の名ゼリフ)」を連発してました。
今回改めて見返したのですが、やはり私は「財前」より「里見」派なんだよなぁ。
財前のように出世欲を丸出しにして突き進んでいく姿には1ミリも共感できない。
けど、本来だったら憎まれるべき財前の弱さや人間的魅力を表現している
唐沢寿明の演技は本当に素晴らしい!!
「やっぱ唐沢寿明かっこいいわー」とブツブツ言ってたら、
れいじが唐沢さんの著書「ふたり」を貸してくれた。なぜ持ってるんだ・・・
ちなみに、白い巨塔はこの春、岡田准一主演で5夜連続放送予定らしいです。
また一味違う白い巨塔を見るのは楽しみだわ!
・やまとなでしこ
お塩先生の事件によってお蔵入りしてしまった名作、やまとなでしこ。
私的にこのドラマの見所は、矢田亜希子演じる「若葉ちゃん」と
東幹久演じる「東十条さん」です。
まず若葉ちゃんは桜子の後輩CAなのですが、桜子に思いを寄せる欧介のことを
好きになってしまう、という三角関係で話は展開していくわけです。
若葉ちゃん、休みの日にはもれなく欧介の働く魚屋「魚春」を手伝いに来ます。
現役CAが休みの日に魚屋で手伝いですよ?そんな良い子います??
あろうことかFOXEYの12万もするニットに魚の血がついてしまっても
「気にしないでください」と笑顔を絶やしません。
12万のニット買うやつは魚屋で手伝いなんてしねーよ!!
と思わずツッコミたくなります。
若葉ちゃんは矢田亜希子の演技力の限界を随所で実感させてくれるので注目です。
そして、桜子の婚約者である東十条さんはボンボンのお医者様なのですが、
何度も桜子に裏切られ、挙げ句の果てには「お金目当てでした」
と超どストレートに言われて婚約破棄に至るわけですが、
桜子がNYに行ってしまった欧介を追いかけるために家を出た途端、
「乗って!」とどこからともなく愛車のAudiでやってきて空港まで桜子を見送ります。
さらに、欧介と桜子が無事結ばれ、NYで二人が挙式を行う際には
関係者全員の飛行機代を負担するという気前の良さ。
東十条さん、タカられすぎでしょう・・・
やまとなでしこを見返す際には、ぜひこの2人にご注目頂きたいです。
・王様のレストラン
小学6年生の時に放送された、大好きだったドラマ。
楽曲も大好きでサウンドトラックを買ったり、
作品内に出てくるレストランのスペシャリテ「オマール海老のびっくりムース」
がどうしても食べたくて、ドラマで実際に料理を作っていたシェフがいる
渋谷のフレンチのお店まで祖母と食べに行った、という思い出があります。
今思えばこの頃から私は食いしん坊だったのね
改めて見たら、千石さんに扮する松本幸四郎(今は白鴎さんになっちゃったけど)の
ギャルソン姿、ハマってるなぁ〜
こんなに制服が似合う人もなかなかいませんね。
山口智子も若々しくて耀いてて最高。鈴木京香も美しい。
筒井道隆は・・・今何してるんだ?
古畑任三郎に続き、三谷幸喜の名前が広く世に知れるきっかけになったドラマ。
観た後のほっこり感は今となってはなかなか味わえません!
・101回目のプロポーズ
タイトルだけは前から知っていたものの、ちゃんとドラマを見たのは初めてでした。
イケメンピアニストの元恋人の死を引きずる薫の前に現れた、
人が良いことだけが取り柄の冴えない男、達郎。
達郎の弟役が江口洋介なんだけど、まずこの兄弟関係に疑問が生じますよね。
同じDNAからこの2人、生まれるのかな?と。
心根の美しさで徐々に薫の気持ちは達郎に傾くわけですが、そんな中現れたのが
死んだ元恋人に瓜二つの男、藤井!!!
外見がソックリというだけで藤井に惹かれていく薫。
おいおい、結局外見なのかよ薫!そりゃ達郎は北京原人みたいだけどさ・・
と突っ込まずにはいられません。
そしてこれはドラマを見る上でかなり深刻なことですが、
薫役の浅野温子のセリフの約3割が聞き取れません。
「ありがとう」とかも息を吐く感じで言うので
「えっ今何て言ったの?!聞き取れなかった!」という箇所だらけです。
もしかすると101回目のプロポーズはギャグドラマなのかもしれません。
そしてSAY YESは名曲。ということに尽きるわけですね。
・愛という名のもとに
社会に出たばかりの中二病に悩む男女のお話。
というのは私が勝手に作った設定ですが、とにかく青臭いドラマです。
ボート部、というあまり聞き馴染みのない部活に励み、青春を共にした仲間は
社会に出てからも大人になりきれないまま日々を悶々と過ごします。
驚きなのが、7人のうち、未遂も含めて自殺する人が2人もいます。
自殺率2/7です。かなりの高確率です。
ボート部出身の彼ら、メンタルは一切鍛えられなかったのでしょうか・・?
そして私が最後まで「???」だったのが、たまに出てくるポエム。
「どれだけ歩いたら、人として認めてもらえるのだろう」
「いくつの海を越えたら、鳩は砂地で安らげるのか」
「友よ、その答えは風に吹かれている」
全員「答えは風に吹かれている」
これを歩きながら代わる代わる言うもんだから、まるでコント。
どうやらボブ・ディランの歌詞のようなのだけど、ストーリーとの関連性が
いまいち見出せないまま終わりました。
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やー、それにしても良く見たなドラマ。
色々書いたけど総じて楽しませてもらいました。
ネットが普及してテレビを見ない時代になってしまったけど、
もしまたすっごく面白いドラマが生まれたら
視聴率30%超えも夢じゃないんじゃないかなぁ、と思ったり。
やっぱりもう無理なのかしらねー。