HAKONE DAY 2

 

翌朝、8時に起床すると、二人にある異変が。

「目ぇ痒!!」「鼻水やばい」

と花粉症の症状が著しく悪化。

確かに昨日はいつもより外に出ている時間は多かったかもしれないけど

ここまで悪化するのは変だよね・・・

と首をかしげながら朝食を食べにレストランへと向かっていたその時。

私たちは気付いてしまいました、ホテルの後ろに聳え立つ大量の杉の木に・・

昨日は全く気が付かなかったけど、よくよく見たらこのホテル、

杉の木に囲まれるようにして建っている。

これは花粉症患者は要注意です。もう少し暖かくなってたらもっと悲惨だったかもしれません。

 

 

二人でくしゃみと鼻水まみれになりながらの朝食。

新鮮な野菜や、自家製ベーコン、暖かいオレンジジュース、ボルシチ、焼きたてのパン。

ドレッシングやジャムも自家製で変わった種類が沢山あって

選ぶのがとても楽しかったです。

私としては夜ご飯よりも朝ごはんの方が感動的だった気がします

 

 

朝風呂に入ったら早くもホテルとお別れの時。

サービスは改善の余地ありでしたが、とても居心地良いホテルでした。

1泊じゃ足りないから今度は2泊くらいしたいなぁ

 

 

続いては昨日断念したアフタヌーンティーを実行するため

バスでラリック美術館へ

ガラス工芸作家として知られるルネ・ラリックの美術館には

ラリックが装飾を手掛けたル・トランという列車が展示されていて、

その列車の中でアフタヌーンティーが楽しめるんです。

 

 

このル・トラン、1929年に開通し、パリとニースを結ぶ「コート・ダジュール特急」として

バカンスを楽しむ人々を乗せて運行していたそう。

その後、一旦運休し、再び走り出した時にはイスタンブールの方まで走るオリエント急行として、

なんと2001年まで現役を続けたのだそうです。

 

 

車両内はところどころ復刻品が使われているものの、ほとんどは当時のまま。

装飾パネルや天井のランプシェードなど、とても幻想的です。

こんなアーティスティックな電車に乗って旅をしていたなんて、

昔のヨーロッパの人々が羨ましい。

 

 

ハーブティーとシフォンケーキに使われている食器も、

当時の車内で使われていたものの復刻品だそう。

古き良きフランスに思いを馳せる、優雅な時間でした。

 

「なんかケーキ食べたら逆にお腹すいちゃったよね」

「海鮮丼食べたいな~」

「あ、近くに美味しそうな海鮮丼のお店ある!行ってみよう」

とどまることを知らない我々の食欲。

運よくすぐ近くに海鮮丼が食べられる「弁天」というお店を見つけたので、

足を運んでみると・・

 

 

店構えを目にした私の脳裏に「ここ大丈夫かな・・」という一抹の不安がよぎりました。

色あせて文字も消えかけている看板。枯れ果てた植木たち。

廃業している隣の店も、寂しい雰囲気に輪をかけています。

 

 

「こんにちは~・・」

と恐る恐る扉を開けて入店した私たちが最初に見たものは、

店の奥でたばこを吸いながら物凄い目つきでこちらを睨むおばちゃん。

「はい、そこ座って」

と何故か半分キレられながら、猫の毛だらけの汚いマットが敷かれている

カウンターを指さされる。

席に座りあらためて店内を見回すと、どうやらこの店相当ヤバい。

ヤニで変色してる壁に、ベトベトのテーブル、ボロボロのマット、

壁に大量に貼られている謎の猫のポスターは宗教がかってすら見えるし、

子供の頃おばあちゃん家で見たような茶色い巨大エアコンは、

稼働しているのならむしろ今吸ってる空気に不安を感じるレベル。

 

 

「すごいところに来ちゃったね」

「ね・・でも魚は新鮮ってネットに書かれてるからきっと大丈夫だよ・・」

と自分たちを励ましつつ、

「『海鮮丼 1200円』と『おすすめ海鮮丼 850円』て何が違うんですか?」

と果敢に質問したしおりんに対し、

 

「『海鮮丼 1200円』と『おすすめ海鮮丼 850円』て何が違うんですか?だって!!」

 

と調理場のおじちゃんに向かってリピートするおばちゃん。

(おばちゃん、メニュー把握してないんかい・・)

と呆れる私たちに返ってきた衝撃の答えは

「なんか内容が違うんだってさ!!」

 

そのくらい聞かなくてもわかるし・・てか、もういいや・・・

と違いについての質問を諦め、二人で無難に『おすすめ海鮮丼 850円』を注文。

そのやりとりの間にも、おばちゃんの隣にちょこんと座る犬はキャンキャン吠え、

埃でグレーになった白ネコは席を行ったり来たりして、

「シロちゃん!そっちに行くんじゃないよ!!」とキレるおばちゃんの怒鳴り声が響き渡る。

あ、わかった!私たち、テーマパークに来たんだね!

ここまで来るともはやエンターテインメントの域!

と開き直ってベトベトのテーブルで海鮮丼を待つことしばし。

 

 

はいお待たせしました、とおじちゃんが調理場から運んできた海鮮丼は、

今までのやりとりが実は全部壮大なフリなのでは?というくらい

思わず目を疑う輝きを放っていました。

魚介類もネットに書かれていた通り新鮮で、

しめ鯖、甘エビ、サーモン、どれをとってもすごく美味しい!

口直しの白菜の漬物もシャキシャキでこれまた絶品。

破壊力抜群の汚い店内とのギャップたるものや。

これでお店がもっと清潔だったらさらに美味しく感じるのか?

それとも、お店が汚くて期待度が低いせいで美味しく感じてるのか?

真相は謎ですが、弁天さん、私の中の2017年きたなシュラン断トツ1位獲得です。

 

 

sdim6440

 

色々な意味でお腹いっぱいになったところで、バスに乗ってポーラ美術館へ。

ここは私のリクエスト。素敵な建物が気になっていたのです。

入館料を払い、特別展示や常設展をまわるものの、

満腹で温かい場所にいるため急激な眠気に襲われる我々。

一通り観賞したところで

「なんか眠くなっちゃったよね」

「アート観賞ってエネルギー使うしね・・」

「ちょっとひと眠りしよう」

と、ソファに座って昼寝。

30オーバーの女二人が美術館のソファでガチ寝してる光景、

想像しただけでシュールすぎて笑えます。

 

二人して目が覚めたのはおそらく30分後くらい。

17時半に夜ご飯を予約していたため、バスと電車を乗り継いで小田原へ。

旅のフィナーレである「小田原おでん」へ到着しました

 

 

ここのお店は、練り物で有名な小田原を活性化しよう!と、

小田原界隈のお店が共同で経営している地域密着型のおでん屋さん。

最初は市から補助金を得て移動販売車から始まったそうですが、

今では料亭のような立派な佇まいの店舗を構えるまでになったそう。

おでんの種も、一般に募集して採用した珍しい種がたくさんあって

どれにしようか迷っちゃう。

 

 

利き酒セットを頼み、お腹いっぱいおでんを食べて、デザートまでつけて

一人たったの3000円!

なんてリーズナブル。

店主いわく、練り物は原価が高いから儲けはほとんどないそうだけど、

いつまでも安くて美味しいものを提供するおでん屋さんであってほしいなぁ。

 

ということで、あっという間の1泊2日でした。

一人旅よりも時間が経つのが早く感じたのは、それだけ楽しかった証拠かな

次は伊豆あたりに行きたいよね!と早くも次の食い倒れ旅の予感。

今からリサーチはじめなくっちゃ!

 

~おしまい~

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